マレットヘアとは?

マレットヘアとは、前髪・サイドを短く、バック(後ろ)を長めに残すスタイルのこと。
前髪〜耳前はベリーショート〜ショートレングスにカットし、 耳の後ろ〜襟足は長めに整えるのが特徴です。

マレットヘアの始まりは、1970年代頃。
当時人気だった欧米のアーティストが火付け役となり、80年代にかけて流行。
そのメリハリのある見た目には独特な魅力がありましたが、時代の流れによって、奇抜すぎると敬遠される時期もありました。

なんで再ブレイクしてるの?

そんなマレットヘアは、2020年代に入り、80年代ファッションのリバイバルとともにブレイク。
特に2024〜2025年頃にはトレンドとして広く浸透しました。
2026年も70年代ムードの再解釈が進むことで、この流れは継続する見込みです。

また、マレットヘアの再ブレイクを語るには、時代に合わせた形の変化も欠かせません。
26年現在のマレットヘアは、当初の奇抜な髪型から、よりソフトな髪型へと変わっています。
具体的には以下の特徴が主流です。

・耳前〜耳後ろの髪が自然につながる
・襟足を比較的短めに整え、首に沿わせる


これらは“ネオマレット”や“ソフトマレット”と呼ばれ、取り入れやすいマレットヘアとして普及しています

マレットヘアとウルフヘア、違いはある?

襟足が長い髪型といえば、ウルフヘアを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ズバリ、この二つの違いは「前髪とサイドの長さ」にあります。

ウルフヘアは、トップの髪の毛を丸くカットし、襟足にはレイヤーを入れて長く残した髪型を指します。
前髪・サイドの長さに明確な決まりがなく、軽いメリハリはありつつも、レイヤーによってサイドと襟足が自然につながっているのが特徴です。
比べると従来のマレットヘアがいかにコントラストの強い髪型だったかがわかります。

ただし先に説明した通り、マレットヘアはよりソフトな形へと変化、ウルフとの違いは薄れてきています。
サイドと後頭部の長さに差を感じるショートウルフやマッシュウルフをマレットとして紹介しているサロンも増えているほどです。

そのため記事の後半ではスタイルをいくつか紹介しますが、オーソドックスなマレットだけでなく、ショートウルフやマッシュウルフもネオマレットとしてピックアップしています。

マレットヘアはどんな人に似合う?似合わせのポイントも

マレットヘアは、こんな人に似合いやすい髪型です。

・中性的な雰囲気を楽しみたい人
・周りと被らない、自分らしいスタイルを好む人
・古着やヴィンテージファッションを好む人
・モード系ファッションを好む人


男女の枠にとらわれず流行したマレットヘアは、取り入れることで中性的な雰囲気をまとうことができます。
ところどころエッジの効いた形は、自分の好きなスタイルを貫きたい人にぴったりです。

ファッションの観点で言えば、流行した80年代のヴィンテージ感とマッチしやすいので、古着やアメカジスタイルが好きな人におすすめ。
「服はかっちり、髪型であえてはずす」という遊び方もできるので、一転、モードなファッションを好む人にも向いています。
マレットヘアは、小顔に見せたい方や若々しく見せたい大人世代にも似合いやすい髪型です。
その秘密は形。

横がすっきり、襟足が長いマレットヘアは全体が縦に長く見えやすいのが特徴。
そのため、顔の横幅のバランスをとって小顔に見せたり、トップにボリュームを出して若見えを演出することができます。
フェイスラインが気になる場合でも、サイドにゆるいつながりのあるネオマレットであればカバー可能。
ゆえに、顔型や年代に関係なく似合わせやすい髪型といえるんです!

オーダーする際におさえたい似合わせのポイントは?

より自分にフィットするマレットヘアを目指すなら、オーダーの際に美容師さんへ以下を相談するようにしましょう。

・サイドの長さ
・前髪あり/なし
・襟足の長さと質感



サイドの長さは顔型の印象に影響します。
顔型が面長やベース顔の中は、サイドの長さを少し長めにとると、横のボリュームやフェイスラインの印象を調整できます。

前髪はそのまま全体の雰囲気に関わるため、モード寄りかナチュラル寄りかを決めておくと◎

襟足は、長さでメリハリの強さが変わるため、画像を見せながら調整しましょう。

初めてマレットヘアにする方は、襟足を少し重めに残してあげると、ソフトなマレットヘアになるのでおすすめです。

マレットヘアのセットは難しい?

マレットヘアは意外とセットが簡単!
カットで形がつくられているため、無造作でも様になります。
基本的なセットは以下の通り。

手順①ドライヤーでベースを作る
手順②アイロンやコテでメリハリをつける
手順③ワックス・バームなどのスタイリング剤を馴染ませる


とくに重要なのはスタイリング剤を馴染ませる工程。
ワックスやバームなど、程よい硬さのスタイリング剤を馴染ませることで、セットしたスタイルがより際立つようになります。
さらにセットを簡単にしたい方は、マレットヘアにパーマをかけるのもおすすめ。
特にスパイラルパーマやツイストパーマといった動きのあるパーマにすると、アイロンの手間が省け時短になります。
カールが強いパーマは古着やモードファッションとも好相性なので、おしゃれの一環としても楽しめるでしょう。

短めも長めも。マレットヘアのオーダーサンプル

時代を超えてブレイク中のマレットヘアは、かなりスタイルの幅が広め。 襟足が長くメリハリのある従来のマレットヘアはもちろん、全体が短くナチュラルに毛先を繋げたマレット風のスタイルも含まれます。 取り入れてみたいと思ったなら、実際のサンプルを見て、気になったスタイルをオーダーするのが早い! ここからは、今っぽく仕上がるマレットヘアのスタイルサンプルを、いくつかピックアップしてご紹介します。

タイトな洗練ショートマレット
サイドと襟足をすっきりまとめたタイトなマレットカットに、透明感のあるクールベージュを合わせた大人っぽいスタイル。 レイヤーの入れ方を抑えることで、マレット特有の個性は残しつつも、シャープで洗練された印象に仕上げています。 モード感がありながら主張しすぎないため、マレット初心者にもおすすめ。 シンプルなスタイリングでも形が決まりやすいのも魅力です。
デザインカラーが映えるソフトマレット
前髪は思い切って幅広に切り込みつつ、インナーカラーにブラックを入れたソフトマレットスタイル 顔まわりが引き締まり、甘さを抑えたバランスに仕上げています。 マレット特有の個性はありながらも、シルエットはやわらかく、カラーで差をつけたい人や、さりげなくエッジを効かせたい人におすすめです。
無造作なパーマがこなれっぽいネオマレットヘア
マッシュショートウルフをベースに、サイドを耳前まで大胆にカットしたネオマレットスタイル。 全体を無造作にスタイリングし、ラフでかっこいい仕上がりに。 それでいてパーマの曲線がボーイッシュさを和らげ、こなれ感のあるスタイルにしています。
レイヤーパーマでつくるマレットウルフ
レイヤーをしっかり入れたマレット×ウルフベースに、パーマで動きをプラスしたデザインスタイル。 マレット特有のエッジ感がやわらぎ、抜け感のある雰囲気に仕上がっています。 ストレートだと強く見えがちなマレットに抵抗がある人や、ウルフ感覚で取り入れたい人におすすめのスタイルです。
センシュアルなパーママレットヘア
長さを残しながら、顔まわりから襟足までを自然につなぐレイヤーを入れたマレットスタイル。 そこにパーマをかけることで、直線的になりがちなマレットにやわらかな曲線と奥行きをプラスしています。 動きのあるフォルムが女性らしく、マレット特有の個性はありつつも、強くなりすぎないのが魅力です。
オレンジカラーが映える大人のナチュラルマレット
ほんのり襟足を長く残した、控えめなマレットシルエットに、鮮やかなオレンジカラーを合わせた大人向けスタイル。 全体をコンパクトにまとめているため、派手になりすぎず、上品な印象に仕上がります。 顔まわりはすっきりとさせているので、年齢を問わず取り入れやすく、若々しさや血色感をプラスしたい人におすすめ。 「攻めすぎないマレット」に挑戦したい大人世代にぴったりのデザインです。

マレットヘアから次のスタイルにチェンジするには?

マレットヘアから別のスタイルにチェンジする方法は、大きく分けて以下の2パターンです。

・後ろを短くして、全体の長さを揃える
・全体が伸びるのを待ちながら、少しずつ整える


マレットヘアは、「一度きりで終わる髪型」ではありません。
むしろ、次のスタイルへ移行しやすい途中経過のデザイン。
目指したい仕上がりや、どれくらい印象を変えたいかによって、選ぶ方法が変わります。
後ろを短くして長さを揃える場合、サイドやトップの長さに合わせることで、ショートヘアやベリーショートへ移行できます。

マレット特有の段差を一気になくせるため、「早く雰囲気を変えたい」「すっきりしたスタイルにしたい」という人に◎
切り込みの深さや骨格によっては、ピクシーカットやハンサムショートのような、コンパクトでモード感のあるスタイルに仕上げることも可能です。

スタイルはカット1回で完成するケースが多いですが、元のマレットヘアからバランスを調整するうえで2回に分けることも。
その日、または1ヶ月以内にヘアチェンジしたい方におすすめです。
「大きく印象を変えたくない」「ボブを目指したい」という人は、今のマレットの形を活かしながら、全体を伸ばして少しずつ長さを揃えていく方法がおすすめ。
伸びてくる襟足だけをこまめにカットし、トップやサイドが顎ラインに近づくタイミングで、丸みのあるボブやショートボブへ移行していきます。

移行期間の目安は、だいたい約4〜6か月程度。
1ヶ月または2ヶ月に一度のメンテナンスカットをするとがきれいに伸ばすことができます。

このようにマレットヘアは、「挑戦して終わり」ではなく、次のスタイルまで楽しめる髪型。
将来のイメージも考えながら、無理のないペースでチェンジしていきましょう。